9月19日、株式会社サトー商会さまを会場に宮城県洋菓子協会主催のJCA全国講習会を開催いたしました。
講師には鍋田幸宏シェフをお迎えし、(株)明治のチョコレート・生クリーム・ヨーグルト、そしてドーバー洋酒貿易㈱の新商品キャラメルのお酒と蜂蜜のお酒を使った商品の提案と製法のレクチャーといった内容でした。
鍋田シェフは、2008年にジャパンケーキショーのトップオブパティシエ チョコレートピエス部門で優勝、2009年には世界パティスリー大会に日本代表として出場し優勝、そして2011年にはクープ・ド・モンドで日本代表のキャプテンも務めた実力者です。
アーティスティックな細工の大会で輝かしい結果を残してきた鍋田シェフですが、今日の講習ではお菓子としての「味の大切さ」、そして「いかにムダを省いて失敗の少ない作り方ができるか」といった点について、受講者に何度も強調して伝えようとしていた姿が印象的でした。
受講者の皆さんは真剣な眼差しでシェフの作業を見つめ、熱意を持って話してくださるシェフの言葉に耳を傾けていました。
質問の時間には、講習で取り扱ったガトーの製法についてだけではなく、細工の技術や最近の大会の傾向などを伺っている方もいらっしゃいました。
講習会の最後には、僭越ながら宮城県洋菓子協会から、今後の業界の益々の興隆のために、協会が寄与していくべきという決意表明と、会員の皆さんへのご協力のお願いをさせていただきました。
今後は、広い見識と高い技術を持った素晴らしいシェフをお迎えしての技術講習会はもちろんのこと、経営のこと、これからの時代の菓子屋の在り方、役割についての勉強の場なども提供し、地道にですがこの業界で就労する者たちの地位向上と発展のために尽力していきたいと思っております。
本日の講習会にご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。